Qトーク

縄手真人さん 夜景とプロポーズの相関関係

Qトーク第3回目は、日本はもちろん世界中の夜景を自ら撮影に出向き、「こよなく夜景を愛する人へ」に夜景を公開している夜景倶楽部、新日本三大夜景・夜景100選 事務局代表縄手真人さんをお迎えしました。夜景を撮影するきっかけのお話や、ご自身のプロポーズ秘話、これから求婚する若者達へのメッセージなどを語っていただきました。求婚読者必見のトーク、どうぞお楽しみください。
縄手真人さんのプロフィールはこちら

写真:島田昌幸/文:鈴木志歩

夜景情報を集めるきっかけとは?

橋本
夜景サイトを始めるきっかけを教えて下さい。
縄手
大学時代は関西におりまして、男4人ぐらいでデートってどこに行ったらいいの?という話になり、私がお酒がそんなに飲めないので、それ以外で夜に何をすればいいのかな?ってなったときに、夜景って女性が喜ぶのかな?って思ったんですね。で、どこにいったら夜景みれるのかなあと。当時はインターネットがなかったので「関西ウォーカー」なんかの雑誌を見たり・・・。

ビルの展望台とか、高層レストランとかでお金がかかったり、人がたくさんいたりして、学生向きではないような感じだったんで、どちらかというとお金がかからず、二人きりでまったりできるような場所に行きたかったんです。じゃあ自分たちでデートスポット探そうか!という事で探し始めたんです。
橋本
まさに、必要は発明の母じゃないですか!
縄手
はい。大学4年間で当時は60カ所ぐらい見つけまして、地図から等高線とか見たりして探したり・・・。卒業記念に本にしたかったんですが、写真とかをフルカラーにすると300万ぐらいかかるらしくて、4人で割っても100万弱だと学生では無理だなと。
橋本
そうですね~。

売れないなら無料公開!

縄手
ちょうどそのころCD-Rが出始めた頃なんです。書き込み機器が15万で、メディアが1枚で700~1,000円という時代でした。データをCDに焼いてインターネット販売をしたんです。写真や、情報、コメントを手で書いてデジタル化した地図などをいれて。でも、半年で50枚売れたか売れないかでした。
せっかく集めた夜景を見てもらえないなら・・・と、いっそのことホームページで全部公開して色々な人に見てもらおうとホームページを始めたんです。
橋本
なるほど、それがスタートだったと。確かにネット普及前だと雑誌でもあまり特集がなかったと思いますし。
縄手
そうですね。夏とクリスマスの時期にあるぐらいでしたね。
橋本
昔を思い起こせば、例えばこのレストランもそうですけど、テラスのレストランとかね、僕が学生の頃なんか、テラスでワインが飲めてご飯が食べられるお店っていうと、雑誌でも探しようがなくて。世代的なものもあると思いますけど(笑)。青山の「セダン」っていうお店と、六本木の「アタント」って店と、もう一件ぐらいしかなかった。そんな時代だったんですね。同様に夜景も口コミしかなくって、それも大学のサークルの先輩から「あそこ行った事あるか?」「ないっすよ」っていう会話があって、初めて行った湘南の「高麗山公園」とか、「伊豆スカイライン」の玄岳の辺りがきれいだよ。って行ったことある人から聞くっていう。だから今はこういうサイトがあるって言うのはある意味幸せかもしれないですね。

自分で探す楽しみと感動

縄手
そうですね、大概の人はそれでデートスポットとして選んで行くって言う、ニーズは満たしていると思うけども、夜景を探す楽しみと、パッと目に見て感動するって楽しみが減っている。ココに行ったらこんな夜景が見えるっていうのがあらかじめインプットされた上で実物を見に行ってしまうから・・・。橋本さんの言うように、スカイラインに登るとキレイらしいよって言われながら想像もなにも出来ないなかで見に行ったら、「わー!」って広がってた。という方が感動って全然違いますよね。
橋本
そうですね、自分で探して行ったってことは全然違いますよね。
縄手
夜景だけではなくて、グルメでも一緒かなって思います。たまたま入ったお店が「美味しかった!」っていう感動と、なにかの評価をみて3.5点だからそのぐらいで美味しかったって言うのより、自分で開拓したほうが美味しく感じると思うんですよ。
橋本
確かにそれで言うと、今はネット社会で仕事もいっぱいあって、そうするとやっぱり情報も溢れていますよね。僕なんかたまたま、恋愛の記事を書いていながら、マッチポンプっていうか、こんなの読んでるんじゃなく、身体でぶつかっていけよ!という矛盾がありまして、書いていてもちろん読んでほしいし、ビューワーは増えてほしいんですけど。こんなこと読んでいるからだいたいおまえらダメなんだよ!って思います。グルメ情報から何から、芸能人の情報までインデックス化しているわけですから。自分で探す楽しみ、感動っていうのは大事ですよね。
縄手
ですよね。昔で言うと「ホットドッグプレス」とか、あーゆうカタログ雑誌を読んでいる人は本当にもてるのか?っていうのと同じで。
橋本
ありましたね。洋服だってお店通って、店員と仲良くなったり、買ってセンスをあげるっていうことのなのに、まあ古い話だと「ポパイ」がでて「ホットドッグプレス」がでてその後もどんどんカタログ化していって。それこそ今だとインターネットで“カチカチ”してっていう。話が恋愛からずれてきてしまったけど(笑)。

日本全国を取材、その数1000カ所!

橋本
で、話を戻すと、ご自分で感動されて最初にルーツでCD-Rっていうのがありますが、今は画面できれいに管理されていて、ユーザーにとって便利ではあるけど、じゃあどうなの?って悩ましい所はありますよね。
縄手
そういう部分もあります。全国で取材した所が1000カ所ぐらいあり、実際に載っている所は880カ所ぐらいあります。やっぱり「東京タワー」とかの施設以外の公園や、「この辺の道路からも見れるよ。」というのも幅広くサイトに載せています。しかし、年に1回ほどですが、地元住民からクレームとか頂くこともあります。
橋本
ああ、なるほどね、見物客集まっちゃうし。
縄手
ええ。例えば住宅のスグ近くにある夜景スポットですと、車の往来や会話などによる騒音で寝れないとか、公園だとゴミのポイ捨てがされてしまったりとか。また、静岡のある夜景スポットは、道路沿いにミカンの木から心ない人がミカンを取っていってしまうとか。
橋本
それは悲しいことですね。
縄手
まあこれはどうしようもないかもしれないんですが・・・。マイナスの点ばっかり話してますね(笑)。7~8年前かな、世界的な星空を守るある団体の方から、夜景の放つ光により星空が見えにくくなっている。というクレームを受けたこともあります。ただ、これは我々のような個人の力では解決しがたいのですが、市町村の動きで改善できるところもあります。一例として、エッフェル塔の上から見る夜景は柔らかい光に見えます。そこには要素が2つあって、まず1つは照明がオレンジ色であること、2つ目は照明の使い方で、壁にむかって光をあて、壁を明るくして街を明るくするという間接照明的な使い方です。日本、アジアは光源そのものを見ていることがおおく、言い換えると必要以上に光が空に漏れているということです。
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